加藤について

東北の秋田県、南に位置する大曲で
はきもの専門店として1920年創業。
2020年で100年を迎えました。

大曲は方々を山で囲まれた盆地にあり、
奥羽山脈から雄物川と合流、水運で栄え
商いの盛んな地域になりました。

また大正時代に駅舎が建設され、
今の街並みの基盤になりました。


初代祖父は秋田で採れる桐の木を加工し
自身で下駄を作っておりました。
はきもの専門店のはじまりです。

戦後、二代目の父は高度成長期の時代、
下駄に秋田角館の桜皮細工を張ったり、
青森県の津軽塗りを施したりと
東北という地域を知ってもらい、
流通させる工夫もありました。
はきもの以外には傘や扇子を取り扱い
着物周りを意識して、生活が豊かに
なるようなお店を目指しました。


現店主は三代目、
ぞうりや下駄の台と花緒を別々にして
お客様の用途、ご意見などを参考に
仕立てをしております。

はきもの以外で取り扱う商品は
できるだけつくる人の顔と場所、
その土地の風土が感じられるものを
選んでおります。


商品の背景にある人の温もりや
作られる地域や季節感なども
感じとっていただくと嬉しいです。




プロフィール
1920年 
大曲に停車場が建立する機会に
〈加藤商店〉創業

1947年 
二代目が〈加藤はきもの店〉として
引き継ぐ

2003年 
三代目が〈和装はきもの・小物 加藤〉
引き継ぐ
2010年 
秋田県大仙市区画整理事業により
現在地に店舗を移転する